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3Dプリントデータ ジャパンものづくりカルタ


「ジャパンものづくりカルタ」第33回のテーマは「3Dプリンタデータ」についてのお話でした。
普段私たちになじみ深いデータ形式は、音楽ファイルのMP3や、画像データのJPEGがありますが、3Dプリンターで扱われるデータ形式とはどのようなものでしょうか?

光造形機 JMC



最も普及しているのはSTL

3Dプリンターにもさまざまな種類があり、扱われるデータ形式も多岐にわたります。
その中で最も普及しているファイル形式はSTLです。STLは3D SYSTEMS社が開発したデータ形式で、主に光造形方式の3Dプリンター(Stereolithography)で利用されていたことから、STLという名称がつけられました。

この他にも昨今、OBJファイルでデータの受け渡しが行われることも増えています。OBJファイルは、3DCGの分野で扱われてきたファイル形式で、マテリアル情報(色や質感)を保存することができることが特徴です。
そのため、色を出力できる3Dプリンターを中心に利用されています。

  • 誰でも作れる!?

    一般的な3D CADソフトウェアでモデリングを行った場合、中間ファイル(データ交換用のファイル)はIGES(アイジェス)やSTEP(ステップ)、Parasolid(パラソリッド)などが出力されますが、これらのCADファイルを直接3Dプリンターに読み込むわけではありません。

近年、個人でも3Dプリンターを購入し、3Dデータがあれば手軽に造形物を製作できるようになりましたが、3Dプリンター用のデータをつくる際は、3D CADと3Dプリンターという互いの特性を理解し、注意して作業を行うことが重要になります。

3Dプリント出力の様子 JMC

ぶ

3Dデータ作製には、完成された作品を思い描いたり、完成までの過程をイメージしたりする創造性とともに、データや機器の仕組みを理解することが求められています。