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製造業における分業

「ジャパンものづくりカルタ」第32回のテーマは「製造業における分業」と題して、JMCの鋳造事業を例に特殊な技術を扱う専門業者を紹介いたしました。

アウトソーシングの必要性

JMCの鋳造事業は、「素加一貫(そかいっかん)」と称して、鋳物(いもの)製作にかかわる多くの工程を社内で実施することを強みとしています。しかしながら、一部の特殊工程においてはより製品の品質を高めるため、アウトソーシングしています。では、鋳物においてはどのような特殊工程があるのでしょうか?

  • アルマイト処理された製品

  • 防錆処理

    金属製品は、空気や水に触れることにより腐食が進み、素材の劣化に繋がります。そのため、腐食を抑制するために、「防錆処理(ぼうせいしょり)」という表面処理を行います。防錆処理には様々な種類があり、一般的によく目にする塗装やメッキの他に、アルマイトや化成処理など用途に応じて使い分けています。多くの場合、これらの表面処理を行うためそれぞれ別の専門業者が存在しており、自社技術に特化し、洗練されたサービスを提供しています。

HIP処理

鋳物に利用されるさらに珍しい工程として「HIP処理(ひっぷしょり)」があります。HIP処理とは、熱間等方圧加圧法(Hot Isostatic Pressing)による加圧加工のことで、高温のガス雰囲気のもと、全ての方向から均一に圧力を加えます。これによって、複数の金属部品の接合を行ったり、製品内部のボイド(空洞)を押しつぶして除去したりするなどの目的に利用されます。

技を磨き作業を補完匠の技

「餅は餅屋」という言葉があるとおり、ものづくりにおいても専門の職人による高度なサービスを利用することで、より効率的に品質の高い製品をつくることが可能になります。