「ジャパンものづくりカルタ」第23回のテーマは「セラミック」についてのお話でした。
セラミックの特徴やものづくりの活用事例を語ります。
以前の放送で紹介した陶器もセラミックの一種で、土を練り固め焼いて作ったもののことを指します。
セラミックの最大の特徴は硬さであり、非常に硬いダイヤモンドの研磨にも使用されています。
更に、非常に硬く、耐摩耗性があり削れにくい特徴を活かし、多くの包丁に用いられています。
カラフルなセラミック包丁もお店やネットで販売されています。また、芸能人の美しくて真っ白な歯は、非常に高級なセラミックで出来ていることもあります。
しかし、そのようなセラミックにも弱点があります。
衝撃に弱く、脆い点です。衝撃を与えられるとパキンと割れてしまうことです。
ものづくりには、様々な素材の特徴を組み合わせ、安心・安全な製品を生み出すことが求められています。
近年は、セラミックの弱点である脆さを改善するために、材料の複合化や繊維の添加など、様々な研究が進められています。
近い将来、弱点を克服した新しいセラミック製品で溢れる世の中になるかもしれません。