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クリーンディーゼル

「ジャパンものづくりカルタ」第22回のテーマは「クリーンディーゼル」についてのお話でした。
クリーンディーゼル車とはどのようなものなのでしょうか。ガソリン車との違いについてのお話です。

  • 着火点と引火点

  • ディーゼル(軽油)と
    ガソリンの違い

    クリーンディーゼル車にはディーゼル(軽油)を、ガソリン車にはガソリンを使用します。
    ディーゼル(軽油)とガソリンの性質の最大の違いは、「着火(発火)点と引火点の温度の違い」です。
    着火点とは空気中で自然に燃え始める最低温度、引火点とは火を近づけて引火する最低温度のことです。 左表から、ディーゼルは低い温度で燃えやすく、ガソリンは火をつけることで燃えやすいということがわかります。
    ガソリンスタンドで、静電気に注意という注意喚起があるのは、こういったガソリンの性質よるものです。

ディーゼル車とガソリン車の違い

車のエンジンは「吸気▶︎圧縮▶︎燃焼▶︎排気」を繰り返して動力を作っています。
ディーゼル車とガソリン車も同じ工程で動力を生み出しますが、違いはその「燃焼の起こし方」に違いがあり、それぞれの燃料の特性を生かしたエンジンの構造になっています。

設計

ガソリン車は、ガソリンと空気が混ざった混合気が燃焼室内に入り、上がってきたピストンで混合気が圧縮されます。
そして点火プラグより火花が飛ぶことで燃焼します。その爆発力でピストンが下に押れ、タイヤを動かす動力にしています。最後に排気ガスが排出されます。

設計

ディーゼル車は空気のみを燃焼室に送ります。高温に圧縮した空気に「軽油」を噴射することで自然発火し燃焼します。そしてガソリン車と同じようにピストンが下に押されタイヤを動かす動力を生み出しています。
車という同質の乗り物であっても、燃料の違いによって、エンジンの仕組みも違うということがわかります。
このディーゼル車をさらに改良したのが「クリーンディーゼル車」です。
燃焼噴射システムを搭載し、ポンプよりも高い圧力をかけて完全燃焼できるようにし、不完全燃焼が原因で排出されていたススや排気ガスの排出量を抑えることができるようになりました。また、エンジンだけでなくフィルターも改良され、排出される粒子状物質の量も抑えるようになりました。

ディーゼル車は燃焼効率がよく、自然発火をするので二酸化炭素の排出量が少ないこと、また非常に燃費が良いことから欧州では人気が高いようです。

も

今回はクリーンディーゼルについてのお話でした。
現在、ガソリン車の他にハイブリッド車や電気自動車など、より環境に配慮した車が販売されています。
車を乗り換える際には、燃費の良いクリーンディーゼル車も検討してみてはいかがでしょうか?