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ジンバルも軸が大切 JMC

明けましておめでとうございます。本年も「ジャパンものづくりカルタ」をよろしくお願い申し上げます。
2020年最初の放送となる第14回は、箱根駅伝の中継車でも使用された「ジンバル」についてお届けしました。

ラジオ収録風景

ジンバルとは、主にビデオカメラの分野で使用される機構のことで、手ぶれなどの振動を抑えたり、ジンバル内のカメラが常に水平を保てるようにするために使用されています。
最近ではソフトウェアによる手ぶれ補正技術が向上し、スマートフォンなどに内蔵されたカメラでも手ぶれの少ない滑らかな動画を撮影することができますが、ジンバルはそうしたソフトウェアでは抑えきれない大きな振動も抑制することができます。

  • スマートフォン用ジンバル

  • ジンバルの仕組み

    安定させたい製品に対して、自由に回転する連結機構を介してローターを取り付けることで、ローターの角度が変わっても、内側の回転軸は影響を受けません。
    この仕組みは船に取り付けられたコンパスやジャイロスコープなどにも利用されていますが、それを応用してつくられたカメラ用ジンバルが、近年業務用から一般向けまで数多くの製品が販売されています。特にスマートフォン用ジンバルは自撮り棒の延長で購入する人も多く、家電量販店でも当たり前に見かけるようになりました。

  • ジンバル構造

  • ジンバルの歴史

    紀元前280年~220年に存在したギリシャの発明家、ビザンチウムのフィロンによって発明されたと言われています。当時はペンをインクに浸して文字を書いていた時代。フィロンはインクを溜めたインク壺が傾いてこぼれないようにするために、壺を水平に保つジンバル機構を利用したとされています。
    その後船舶や飛行機など、時代の進歩に応じて様々な場面で利用されるようになり、現在では一般的に利用されるまでになりました。1960年代に日本国内で流行した地球ゴマにも同様の機構が使用されています。

ジンバルも軸が大切 JMC

JMCでもヘリコプターや航空機のカメラに使用される大型ジンバルの筐体を製造したことがありますが、製造した製品が世界で活躍することを想像するととてもワクワクします。
当社もジンバルのようにしっかりとした軸をもって、今後も社会に貢献していきたいと思います。