ARCHIVE


アルミニウム合金

「ジャパンものづくりカルタ」第4回のテーマは、「アルミニウム合金」についてのお話でした。
アルミという言葉自体は耳にするけれど、合金と付くと良く分からない方も多いのではないでしょうか。

  • 自動車には沢山のアルミニウム合金が使われています。

  • 建築物にもアルミニウム合金が使われています。

アルミニウム合金は、身の回りのあらゆるモノに使われています。
例えばスーツケース、自動車、建築物など。特に自動車の半分はアルミニウム合金でできていると言っても過言ではありません。

身近なキッチン用品に「アルミ箔」がありますが、こちらもアルミニウム合金が使われています。
原料は0.4mm程のアルミの薄い板で、こちらを専用のローラーで何回かに分けて延ばし、アルミ箔にしていきます。最も薄く加工するものは6〜12μmほどで、家庭用アルミホイルなどに使われています。

合金にすることの意義

合金とは金属が合わさるという意味で、純アルミにその他の金属を混ぜ合わせることにより合金となります。
純アルミは柔らかく、そのまま自動車などの製品に利用することは出来ないため、銅や鉄などを入れて強度を高めます。
反対に自転車のブレーキペダルなどは、仮に折れてしまった場合に鋭利に折れて人を傷つけることを防ぐため、柔らかい金属を混ぜ衝撃があっても曲がるように加工します。
純アルミとして製品に使用されているモノでは1円硬貨がありますが、他ではあまりありません。「純金」のように、金属は純度が高いほど品質が良さそうなイメージがありますが、モノの用途や目的によって性質を変えたり加えたい時は、合金化した方がより良い材料をつくることが出来ます。

  • アルミニウムの合金化

  • アルミニウムに加える主な材料はこちらです。

    銅・・・強度向上、耐食性(腐食しにくさ)低下
    シリコン(ケイ素)・・・耐熱性、耐摩耗性(摩擦による削れにくさ)
    マグネシウム・・・強度向上

冶金学とは

アルミニウム以外にも、金属はその他の金属と混ぜ合わせることでその特性が変化することがあります。何を混ぜ合わせるとどのような性質変化が起きるのかを研究し、金属の配合を考える「冶金学(金属工学)」という学問があり、主に工業系の大学で学ぶことができます。
冶金(やきん)とは、鉱石などから金属を採取・加工して、目的に適した実用的な金属材料や合金をつくることです。学習分野には材料を研究・開発する「機能分野」と、金属材料から最終製品を製造するまでを学ぶ「製造分野」などがあります。
より速いレーシングカーや最先端のロケットなど、最先端の金属材料について学び、開発にも携わることができる非常に重要な学問です。

か

アルミニウム合金は、世界で最も普及している合金の一つです。 加工しやすく、また再生エネルギーが少なく済むことでリサイクル性にも優れています。アルミニウム合金のお陰でものづくりは飛躍的に発展しました。
今後も廃れることは無く、私たちの生活をより豊かにしてくれるでしょう。