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「ジャパンものづくりカルタ」第2回のテーマは、超強力「磁石」についてでした。
今回のアーカイブは「磁石」についての振り返りと、ラジオ初挑戦の鈴木専務に意気込みを伺いました。

  • 鈴木専務

  • エンジンモーター

皆さんこんにちは。株式会社JMC 専務取締役の鈴木です。
ラジオDJを務めさせていただくにあたり、ものづくりに関するちょっとした豆知識などをお話して、皆さんの身近にある「モノ」への見方を変えていければいいなと思っています。
お話させていただく中で、自分自身も大変勉強になっています。
毎週内容の濃い10分間にしていきますので、よろしくお願いします。

先日鈴鹿にて行われたF1日本グランプリ。サーキットで走るレーシングカー「フォーミュラ1カー」は、自動車の技術の最高峰をつぎ込んだ自動車です。
レーシングカーに搭載される技術は時代の最先端を行き、その後その技術が一般乗用車に利用されていく程優れています。
そんなレーシングカーの部品の中で、使い方を間違えたら危ない厄介なアイテムが、モーターで使われる「ネオジム磁石」という超強力な磁力を持つ磁石です。

  • キャプションのダミー

  • ネオジム磁石

    ネオジム磁石は、31鉱種あるレアメタル希土類磁石(レアアース磁石)のうちの一つです。
    金属元素のネオジムと、鉄・ホウ酸などを混ぜ合わせ合金化します。身近な製品ではCDプレーヤー、携帯電話、電車やエレベーターなどにも使用されています。
    非常に磁力が強く、その強度は鉄と磁石の間に挟まれた指は粉砕骨折してしまう程。また近づくだけで磁気が発生し、クレジットカード情報などが全て飛ばされる程、電子機器類に強い影響を及ぼします。

F1の世界選手権が行われるレースの中でも特に有名なのが、フランスの地中海沿岸にあるモナコ公国の街中をレーシングカーが走行するモナコGP(グランプリ)です。
カジノや高級ホテルが建ち並ぶモンテカルロ地区に、幅狭のコースと観客席が設置され、人口3万人の街に毎年20万人の観光客が押し寄せます。
今までのお話から、超強力磁石がモナコのような街中を走るのは危ないのではと思ってしまいますが、レーシングカーに使われる磁気はモーター内の磁場を発生させる役割を担うものなので、レーサー自身や街中の人々に影響を与える程の距離はありません。
とはいえ、仮にネオジム磁石を身につけて街中に繰り出せば、周囲の電子機器に影響を与えてしまうことでしょう。

じ

時代の最先端を行く様々なものづくりの技術の中でも、今回は磁石についてお話ししました。
ものづくり全般に言えることですが、磁石やその他の技術を掛け合わせることで、今後新たなテクノロジーを産むこともできます。
家の中や日常で頻繁に目にする磁石ですが、これからも技術者を介して、私たちの生活を豊かに役立つものにしていってくれそうですね。